今年の染色旅行では三重(鈴鹿市)、京都方面へ、
それぞれ伊勢型紙の見学・体験、京友禅の染め体験などをしてきました。
1日目は三重県鈴鹿市にて伊勢型紙を学びに
伊勢型紙資料館や鈴鹿市伝統産業会館を訪れました。
↑体験にて。型紙を一心に彫っています。
彫り方には突き彫り、錐彫り、道具彫り、縞彫り(引き彫り)と4種類あります。
職人さんでも得意とされる彫り方は1種か2種というお話でした。それだけ一つの技法を極めるのは難しいということですね。
↗お土産にもらった、伊勢型紙のしおりです。使わせてもらってます^^
そして京都へ。
京都の宿に着いたら、荷物を置いてそれぞれ自由散策!
鴨川ではカップルが等間隔で並んでいる様子が。
右の写真は京都を舞台にしたアニメのキャラのようです。
京都散策思い思いに楽しんでいただけたのではないでしょうか。
2日目
西陣織会館にて西陣手織り体験。
こちらの体験ではミニランチョンマットを作りました。
手動の機織り機は、上手く使うことは出来たかな?
⇒
*型友禅染め体験
何枚かの型紙を使い、色を使い分けて、筆で刷り込むように色をさします。
とてもキレイな柄になりました^^
また、型友禅の技法を使った反物を作る職人に求められる高度な技術や、膨大な型紙の保管庫、
広大な作業場などを必要とするため家業店が少なくなっているそうです。
この様な日本の伝統的な技術(しかも高度な)などを学びにいくと、50年先は受け継いでいかれているのか危惧してしまいます。
和裁を通して間接的ではあるけれど、これらの伝統に関わっている学生に少しでも知ってもらえた事はとても有意義だったかと思います。
今回の旅行に関わってくださった皆様、貴重な体験をありがとうございました。