入学案内係の小川智子です。
今日は10月5,6,7日に行なわれた藤枝大祭りについてお話します。
私の住んでいる藤枝市は静岡からJRの駅で5つ西へ行った、静かで住みやすい街です。
3年に一度行なわれる飽波神社の大祭は江戸時代から続いていて、屋台の引き回しと踊りを披露するお祭りとして受け継がれています。
このお祭りはなんと言っても『日本一の長唄による地踊り』が最大の見どころ。
長唄は歌舞伎の演奏音楽ですが、勧進帳など劇に伴うもの。越後獅子など舞踊に伴うもの。さらに吾妻八景など、舞台を離れて素唄ものなどがあります。藤枝大祭りでは、長唄・三味線・囃子方というフルメンバーによる演奏で、地踊り(手踊り)を披露します。
長唄で地踊りをする形態は、江戸でも盛んだったのですが、明治になって東京等では屋台や山車が消え、神輿担ぎの祭礼形態へ変化し、自然消滅してしまいました。
現在では東海道の藤枝、島田、掛川に残るのみ、中でも生演奏、規模の点からも藤枝が日本一です。
14ある地区それぞれに長唄による地踊りを披露できます。青年衆は何ヶ月も前から踊りの稽古に励み、長唄(越後獅子、五郎、三番叟、吉原雀 等)俗曲(秋の野に出て、深川、奴さん、共奴、喜撰 等)何曲もの振りを覚え 祭りの準備をしてきました。
大勢の見物客が出て、賑やかな大祭りでした。
その模様は 10月14日(日)SBSテレビPM3:30〜4:00 リポーター 山本晋也監督放送予定です。